1. はじめに:「小さな段差」が事故を呼ぶ
こんにちは、佐藤です!
現場でよく見かけるのが、ちょっとした段差が原因のつまずきや転倒。
玄関の上がり框(かまち)
廊下とトイレの間
和室の入口
キッチンとリビングのつなぎ目
ほんの数センチでも、高齢者や子どもにとっては大きなハードル。
そして事故につながる前にできる対策――
それが「段差解消のバリアフリーリフォーム」なんです。
しかもこれ、補助金の対象になるって知ってましたか?
2. 「段差解消」がなぜ補助金対象になるの?
段差による転倒事故は、年間数万件にのぼるとも言われており、
命に関わる骨折や寝たきりの原因にもなりえます。
だからこそ、国や自治体は「段差のない家づくり」を強く後押ししていて、
補助金制度で費用をサポートしてくれているんです。
3. 対象となる段差解消の工事内容
✅ 主な工事の種類:
玄関框のスロープ化
和室の敷居撤去 or フラット化
廊下と居室の段差を同一レベルに調整
トイレ・洗面所の入口段差撤去
滑りにくい床材への張り替え
床全体の高さ調整・バリアフリー床化
✅ よくある施工場所:
場所 工事内容の例
玄関 上がり框をスロープに変更
廊下 床材を嵩上げしてフラットに統一
トイレ 敷居撤去+下地補修
和室 畳の段差→板張りフラット床に変更
「うちは大きなリフォームまでは…」という方でも、
1か所の段差撤去だけでも申請できるケースがあります!
4. 利用できる補助金制度(2025年対応)
✅ ① 介護保険住宅改修費支給制度
対象:要介護・要支援認定を受けた方
上限:20万円(自己負担は1〜3割)
内容:段差解消・手すり・滑り止めなど
✅ ② 各自治体のバリアフリー助成金
東京都・横浜市・名古屋市などでも独自補助あり
条件:高齢者・障がい者・妊婦などが同居している場合
上限:10万〜30万円の補助が出ることも!
✅ ③ 長期優良住宅化リフォーム支援事業
一定の耐震・省エネ・バリアフリー改修を行うと補助対象
段差解消と断熱改修などを組み合わせると、高額補助(最大200万円)も可能
5. 補助金金額の目安
工事内容 補助金額(目安)
玄関框の段差解消 10,000円〜15,000円程度
廊下の床高さ調整 20,000円〜30,000円程度
和室の敷居撤去 5,000円〜12,000円程度
フローリング張り替え(滑り止め含) 25,000円〜40,000円程度
※補助額は制度・工事範囲によって異なります。
6. 実際の施工事例
💬 事例①:東京都・70代女性の戸建て住宅
【お悩み】玄関とトイレ前の段差でつまずきそうになる
【施工内容】
玄関スロープ化
トイレ入口段差撤去+滑り止め床材に変更
【費用】約75,000円 → 【補助金】約58,000円支給
▶ 実質2万円以下で安心&安全な動線を確保!
💬 事例②:横浜市・小学生のいるご家庭
【お悩み】和室とLDKの敷居が5cmあり、つまずきやすい
【施工内容】
敷居撤去+バリアフリー床材へ変更
廊下との段差も一体化
【費用】約120,000円 → 【補助金】約45,000円支給
▶ 家族全員が安心して移動できる空間に!
7. よくある質問Q&A
Q:高齢者が同居してないと申請できない?
A:自治体によってはOK!妊婦や小さな子どもがいる家庭でも対象になることがあります。
Q:床1か所だけでも申請できる?
A:可能です!むしろ“小規模リフォーム向け”の制度が整ってます。
Q:介護保険の申請って難しい?
A:当社で申請サポート&書類作成まで代行しますのでご安心を!
8. 補助金申請の流れ(当社の例)
ご相談・現地調査(無料)
対象工事・制度の確認
工事内容・見積もり作成
申請書類の作成・提出(代行)
工事実施
完了後に補助金が支給されます(1〜3ヶ月程度)
9. まとめ:「段差ゼロ」は暮らしの安心の第一歩
たった数センチの段差――
でも、それが「事故を防ぐ第一歩」になる。
高齢者の転倒リスクを下げる
子どもが走っても安心な室内
将来的な介護への備え
今なら補助金でコストも軽減!
「うちも該当するかも…?」と思ったら、ぜひ気軽にご相談ください。
現場で鍛えた佐藤が、ピッタリの補助制度と工事プランをお届けします!
🛠この記事を書いたのは…
佐藤|建築会社代表・現場監督
“知らなきゃ損する家づくり”のために、ブログで補助金情報をわかりやすく発信中!